特別支援学級を勧められたのですが…?

お子さんの診療をさせていただいていて,年に何度かは必ずお受けするご相談です。

就学前や卒業・進学を控えてのタイミングで,ということもありますが,普通学級に在籍していて次の学年に進級するところで,ということも案外多かったりします。

 

お子さんが普通学級でがんばっているものの,どうしても努力が十分には結果に結びついていなかったり,お子さんが不全感を抱えている様子だったりすると,先生のほうから勧めてくださることもあるようです。

 

これは本当に難しい問題だと思います。

そして,当然のことですが私が安易に答えを出せるような話ではないと感じています。

 

何とかみんなについていけるものなら,我が子を普通学級でがんばらせたい。

 

それは,親御さんのごくあたりまえの気持ちだろうと思うし,とっても尊重したいと私も考えます。

 

でも一方で,前に二次障害のところで書いたように「なぜか自分だけいつもうまくいかない」とか「いつも怒られる・いじめられる」といった気持ちをお子さんのなかに蓄積し続けてほしくないという気持ちがあるのもまた確かだったりします。

 

普通学級に籍を置いているときに学校の先生から特別支援学級を勧められるような状況になっている…こういうご相談を受けたとき私が考えるのは,まずはお子さ んの強みを学校の先生や親御さんやまわりのサポーターに知っていただいて,それを活かして普通学級でよりうまく過ごす方法はないだろうか,ということで す。

 

お子さんの強みを活かすやりかたとしては,たとえば学業以外にお子さんの活躍できる場面をうまくクラスのなかに 作っていただくとか,たとえば学校の一斉授業だけではわからない部分を塾や家庭学習でお子さんの認知特性に合ったかたちで学べるような工夫を取り入れて, 勉強の苦手感を軽減するとか。

 

まずは,今ある状態のなかでできる手立てをいろいろ検討してみましょう…と親御さんや学校の先生にお話しするところから始めたいな,と思っています。

 

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