ドラッカーの教えと精神科医のお仕事

ときどきtwitterでつぶやいていますが,最近私はドラッカーのファンになってしまっています。

今年「もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら」という,言わずと知れた大ヒット作を読んだことがきっかけの,恥ずかしいほどのにわかファン(笑)。

 

それまでドラッカーという人物のことを知りもしなかったという無知ぶりです…。

 

なので,ドラッカーの教えのまだまだほんの表面にしか触れられていないかも知れません。

 

そんなにわかファンの私でも,ドラッカーの教えに触れると,本当にいろいろなことを考えさせられます。

 

デスクワークやチーム医療,院内での役割など,自分自身の仕事ぶりについてもたくさんの学びがありますが…,

 

それだけじゃなくて,診察室でお子さんや若いひとたちとお会いするときのスタンスにもとても大きな示唆を与えてくれています。

 

たとえば,「大切なのは自分の強みを知って,それをさらに伸ばしていくこと」。

(※ にわかファンなので,正確な言い回しでないかも知れませんがご容赦を…。)

 

強みとは,努力で誰もが身につけることができるものではない,ひとりひとりがもって生まれた資質のことです。

 

「強みを伸ばすということは,弱みを無視してよいということではない。弱みには常に関心を払わなければならない。しかし人が弱みを克服するのは,強みを伸ばすことによってである」

 

自分が何を苦手としているかを知っておく必要はあるけれど,苦手を普通レベルに持ち上げることにエネルギーを使うのではなくて,強みをよりうまく活用することで弱みを補っていく…,

 

これって,たとえば発達障害特性をもっているお子さんとお会いするときに私が意識してお伝えしようとしていることとすごくリンクするのです。

 

そんなふうに,診察室で出会うお子さんに対する支援の姿勢にも,自分の仕事の仕方にもさまざまな影響を与えてくれるドラッカーの教え。

 

この歳になって遅ればせながらでも出会えたことに感謝して,もっともっと学びを掘り下げながら,実践していきたいな,と思っています。

 

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コメント: 2
  • #1

    rin5papa (木曜日, 02 12月 2010 18:32)

    はじめまして、先日、私の勤務する施設の利用者の保護者に、こちらブログを紹介したら、とても感謝されました。
    ドラッカーなら「非営利の組織の経営」がお勧めです。

  • #2

    child-mental-health (金曜日, 03 12月 2010 01:09)

    > rin5papaさん
    はじめまして。コメントありがとうございます。
    「こころの小枝」のことを保護者のかたにオススメいただいたなんて,ありがとうございます♪ しかも喜んでいただけたようで…私のほうが嬉しくなります。

    ドラッカー本も教えていただいてありがとうございます。「非営利の組織の経営」,まだ読んだことがないのでチェックしておきますね。
    今私は「実践するドラッカー」の【思考編】と【行動編】を読んでいます。初心者にもわかりやすく噛み砕いてあって,かつ自分の具体的な行動に落とし込みやすい工夫がされているので,すごくお気に入りです。もっともっと身体に染み渡らせたいなぁ…(笑)。