それぞれの家族と時間

よくわからないタイトルになってしまいましたが,ちょっとこのところ家族と時間について考えさせられることが多かったので,記事にしてみようと思います。

たとえば,お子さんが不登校というとき。

 

お母さんが「一生懸命起こすんですけど,朝がどうしても起きられないみたいで…」ととっても心配していらっしゃって。

 

「お母さんも大変ですね。お父さんは?」と尋ねてみると,こんな答えが返ってくることがあります。

 

「主人は朝4時に起きて,5時には出勤してしまうんです…夜も早く寝ちゃうから,あの子が夜更かしする姿も見ていないんですよね」

 

逆に,お父さんの帰宅が毎日深夜で,朝お子さんが起きるべき時間にはお父さんはまだぐっすり…といったこともよくあります。

 

お父さんのお仕事のご都合ですから,こればっかりは家族に合わせようがないですよね。

 

お父さんのご都合ももちろんですが,お子さんが部活の朝練でとっても早かったり,お母さんがパン屋のパートで朝早かったり,…とそれぞれの事情で家族内のリズムやスケジュールがバラバラ,というご家庭は結構多いように思います。

 

結局は各人が必要なタイミングで責任を持って動くしかないのでしょうけど…よくよくお聞きすると,いちばん苦しんでいるのはお母さんだったりして,とても心配です。

 

早朝から出勤するお父さんのために食事を作り,こどもたちのお弁当を作り,こどもたちの起床時間を気に掛け,ごはんを食べさせて送り出し…。日中は家事やお母さん自身のお仕事もあったりして,夜はなかなか寝ないお子さんにやきもきして深夜まで何度も声をかけていらっしゃったりして。そうこうするうちすぐに次の朝を迎えることになってしまいますよね。

 

うまく言えないのですが,お母さん,どれか荷物を下ろせたらいいですよね…って声を掛けたくなります。

 

こんな生活でお母さんの身体がもつわけがありませんよね。

 

「もう無理無理,やーめた!」ってあっさり言っちゃうのは難しいかもしれませんが,お母さんの必死のがんばりがなくてもご家族それぞれがうまく自分の動きをできるような,そんなかたちを作っていただけたらな,と思うのです。

 

お母さんの力を,本当に必要なところでちゃんと使えるように…診察室の中でお母さんたちおひとりおひとりと作戦会議を重ねていきたいな,と企んでいるところです。

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