2010年

12月

19日

お母さんお父さんにも出会ってほしいのは…

引きこもり傾向のある思春期・青年期のグループ療法には,本人たちが参加してお互いに少しずつ交流を始めてもらっているのですが…,

じつは,グループ療法参加者の親御さん同士の交流の場も「保護者懇談会」として別に設定されています。

 

若者たちのグループもとても楽しくて大好きなのですが,保護者懇談会のほうもとてもステキな会なのです。

 

本人たちと同程度とまではいかなくても,お母さんは(ときにはお父さんも)ドキドキしながら参加してくださっているはず。

 

それなのに,驚くほど親御さん同士がすぐに打ち解けて,グループ療法が始まるまでのお子さんの経緯や自宅での心配事などをお互い気さくに伝え合ったり,共感し合ったり。

 

お母さん同士が初対面でも,「息子がよく『今日は△△くんとスポーツして,すごい上手だった』なんて話してくれるので,仲良くしていただいてるんだなぁ,って…」と本人たちの交流を通じて親御さんも親しくなる下地ができていたりするのもまた嬉しかったりして。

 

 

ひきこもりがちで学校へ通えなくなっていたり,学校は出たものの就労には至っていなかったり…そんなお子さんを心配して,最初に病院へ相談に行ってみようと勇気を出して来てくださったのは,ほとんどの場合お母さんやお父さんです。

 

そして,どこへ出掛けるもの乗り気じゃなかったお子さんを説得して一緒に相談の場へ連れてきてくださることも,親御さんにとって本当に大変なことだっただろうと思います。

 

そのお母さんお父さんのがんばりがあって,今こうしてお子さんはグループでほかの人との関わりを再開できることになって…。

 

それまでの,先の見えない苦しみや,ここまでたどり着くことのできた達成感を分かち合える“同士”と親御さんにも出会っていただけて,お互いのこどもたちの成長を確かめながらまたこの場でそれぞれに元気を蓄えて,またこれから先の新しい課題に立ち向かっていく。

 

そんな会に関わらせていただけることはとても幸せなことで,お話を伺いながら私たちスタッフもたくさんの元気を分けていただいています。

 

ひきこもりがちなこどもたちにも当然言えることですが,お子さんを不安いっぱいな気持ちで見守ってくださっている親御さんにも,やっぱり仲間がいるほうが心強いだろうと私は考えています。

 

もしも,誰にも相談できずにひきこもりがちなお子さんのご心配をされているお母さんお父さんがいらっしゃったら,まずは身近な相談機関や周りの信頼できるご友人などに思い切ってご相談されることをお勧めします!

 

きっとそこから思わぬ突破口が開けていくと思いますよ!

 

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