大学生と発達障害

今度,大学生の発達障害について講演させていただくことになりました。

大学や短大や専門学校にも,発達障害特性をもつ学生さんはたくさん通っていらっしゃると思います。

私は個人的に,発達障害特性をもつ大学生年齢の若者たちの支援ってとっても大事だと思っているのです。

大学生くらいの年齢だと,児童精神科医や小児科・小児神経科医の先生方は原則として診療の対象としてくださらないはずだし,大学生になっている時点で知的な遅れもほぼなく発達障害特性も目立ちにくい,医師の立場からみて診断のしづらいケースが多いはず…,

こういった意味で,適切な支援から漏れてしまいやすいひとたちであるということ。

それから,大学生はまだ社会に出る手前でほとんどのひとはまだ自立には至っていないし,未婚のことが多くてまだ「親と自分」という家族単位に属していることが多いし…,

だから,家族や教員からの必要なサポートを得やすい時期であるということ。

このふたつの理由で,大学生というタイミングでの発達障害支援にはぜひ力を入れたいと思うのです。

先日参加した広汎性発達障害に関する講演会でも,特定不能の広汎性発達障害(PDD-NOS; Pervasive Development Disorder - Not Otherwise Specified)と呼ばれる,発達障害特性が比較的薄いタイプのひとたちへは,本当はとても困っているのに支援が必要だと気付かれにくいのでしっかりサポートしていかなくては…というお話があったのですが,発達障害特性をもつ大学生はまさにそういう人たちの集まりと言えそうです。

闇雲に誰にでも診断をつけることがいいとは思わないのですが,困っている人に必要なちゃんと支援が届くようにしたい。

そのために,どんなことができるのか…。

そんなお話ができたらいいな,と思っています。

発達障害について