2011年

3月

15日

こどもを守る,自分を守る。

今日,診察室でも何度も地震の話題が出ていました。

被災地とはかなり離れたこちらの地ですが,関東以北に親戚はいないというこどもたちでも,やはり地震のことはとても他人事とは思えないようです。


いつも読んでるブログの作者さんが岩手県のひとだから心配,と泣きそうな顔で話してくれる中学生。

何か被災者の役に立ちたくて救援物資を自衛隊に送るというメールを友達にも転送したらチェーンメールだった,と落ち込む高校生。

津波が押し寄せてきてるのに金縛りにあって動けなかった,という夢を見たという中学生。

幼稚園の息子がテレビの影響なのかつみきで地震ごっこや津波ごっこをして遊ぶようになった,と心配そうなお母さん。


こうしてこどもたちに会っていても,彼らがおとなと同じ情報媒体を通じて地震災害をリアルに感じ取っているのがわかります。


そして,児童自立支援施設でテレビも新聞もほとんど見ずに過ごしているお子さんは,さすがにほとんどいつもと変わらない睡眠リズムを保ち,心の動揺も少なく過ごしていました。

情報刺激の量のコントロールはやはりとても大切なことなんですよね。


先日来てくれたある高校生の男の子は,こんなことを話してくれました。

「ネットに『支援まとめサイト』ってあるじゃないですか。そこで『被災していないひとたちは,冷酷と感じるかもしれないけど,普段どおりの経済生活を送ってください』って書いてあって,それもそうだよな,って思ったんです」と話してくれました。

 

情報の渦の中から必要なものをちゃんと見つけて,その意味をくみ取ってくれているこどもたちもいるんですね。


圧倒的なできごとに,誰もが平常心を失ってしまいそうになりますよね。

もちろん私自身も平静なこころではいられませんし,微妙な体調の変化も感じています。

でもそれは「自分の調子をちゃんと気遣わなきゃ!」と私自身の身体が発する正常な警戒信号。

みなさんも「ちょっといつもと違う自分」を感じていらっしゃるかもしれませんが,そんなときは無理しないで,遠慮せずに,自分の身体や家族や目の前の大切なこと,気持ちを楽しくしてくれるものにしっかり意識を振り向けて,リラックスやリフレッシュに努めてくださいね。

自分をいちばん守ることができるのは,自分自身。

そして被災していてもいなくても,今目の前にある大切なものを守ることこそが,自分の役割なのですから…ね。

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