高校生の4人に1人は…

ちょっと前のニュース記事で気になっていたのですが…。

「高校生 4人に1人は『うつ状態』」

大分県で実施されたアンケートの結果なのだそう。

アンケートに回答した2306人中621人(26.9%)がうつ状態と判定され,うつ状態と判定された生徒の方がそうでなかった生徒よりも誰かに相談して解決することに消極的だったようです。

ううむ,なんというか…。

高校生の4分の1以上が「医療が必要」な状態というわけではないでしょうけど,やっぱりこの結果は軽視したくないな,と思うのです。


高校生が生きづらい世の中になっているのかな,と診察室で感じることはよくあります。

いじめや明らかな対人トラブルがきっかけで身動きが取れなくなっている子もいるけれど,特にハッキリした理由はなさそうなのに「なんとなく」学校へ行けなくなっていたり,「自分がどうしたいのかわからない」と話してくれたり。

問題になるほどのトラブルはないにしても何か不快と感じる状況があって,それにうまく自分で対処したり誰かに助けを求めたりすることができず,不満を表出することもできず…そして,その不快さをはねのけてまで進みたい方向性があるわけでもない,という感じなのかなと思っています。

大卒の就職率が氷河期と並ぶほど低い今,何を目指して大学に進んでいいかも見えにくいかも知れないし,大卒でそんな状況だと自分の夢を追いかけて冒険することもためらわれるでしょうし。


そんなふうに考えてみると,高校生に必要なのは自信なのかな,と思ったりします。

不快な状況に自信を持って立ち向かったり,先の見えない時代で自信を持って自分の望む方向を目指したり。

もちろん高校生になってからでも少しずつ自信を蓄えることはできるけれど,もっと小さいときからの積み重ねだってじつはすごく大切なんじゃないのかな…。

それは,昨日の記事ともつながるけれど,自分の個性を認めてもらうこと,ひとりひとり大事にしてもらう体験から生まれてくることなんじゃないかと思うのです。

成長しながらいろんな壁にぶつかって「自分はダメだ」と思うたびに,「そんなことない,大丈夫」って信頼できるおとなにサポートしてもらう。

自分自身もそういうことができるおとなになりたいし,どうしてこどもの個性を大事にしてあげることが重要なのかを十分知った上でこどもを支えることのできるおとなの人を増やしていくことにも関われたらいいな,と思います。

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