職業適性検査…

ときどきではありますが,「自分に合った仕事が知りたい」といった主訴で診察を希望してこられる患者さんがいらっしゃいます。

「今の仕事が自分に合っているかどうか知りたい」
「どんな仕事が自分に向いているのか教えてほしい」

就職活動をしている大学生だったり,今すでにお仕事をしているけれど少し違和感を感じている青年だったり,ときにはバイトをしてみようと思っている高校生だったり。

…あまり精神科らしい主訴ではないかもしれませんが,他にどんなところで相談してよいかわかりづらいところなのかもしれません。

こういったご相談をお受けするとき,「一般職業適性検査」という心理検査のようなものを受けていただいたりすることがあります。

いろいろな課題をこなすなかで,得意な課題と苦手な課題を見つけて,その得意と苦手の組み合わせの結果からどういう系統のお仕事に向いていると思われるかをみることができるものです。

じつは私,この検査を受けてみたいと希望される患者さんにお会いするのがとても好きだったりします。


仕事がしたい,自立したい,社会に出てがんばりたい…。
そんな気持ちを抱えて,でもどこから,そして何から取りかかっていいか迷っている患者さんたち。

知能検査のように知能指数が得られるわけではないけれど,自分の強みと苦手を知って,これからの生活のなかで活かしていこうという意味においては,一般職業適性検査は知能検査と同じようにうまく活用できるはず。

そして,この検査の結果そのものがその人にあった仕事をズバリ見つけてくれるわけでもないのだけど,「自分にはこういう強みとこういう強みがあって,その両方をうまく活かせそうなお仕事にはこんな感じのものがある」と具体的にイメージしやすいという魅力もあります。

自分の思い掛けない得意さを知っていただくきっかけにもなるし,好きだったり興味があったりするお仕事の領域の得意さ加減をみてホッとしていただいたりもう一度新たな可能性を考えていただいたりする機会にもなるし。

こんなプロセスを踏みながら,「よし,じゃあこんな感じでチャレンジしてみよう!」と次の一歩を踏み出してもらえる,そんなステップになってくれるこの検査ってとってもいいなぁ…と思うのです。

せっかく時間を掛けて受けていただくのだから,患者さんにとって役に立つように,元気が湧いてくるように結果をフィードバックしたいな。

そんなことを病院のスタッフと話したりする今日この頃です。

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