相談したい(電話・来所)


相談は,話を聞いてもらいながら整理したり助言を得たりできる方法です。

いわゆる「心理療法」「カウンセリング」よりも少し一般的なサービスと言えるかもしれません。

 

相談サービスは,公的機関やボランティア組織などによって無料で提供されているものが比較的多いように思います。

 

相談には,電話で相談する方法と,相談者のいる機関を訪れて直接話をする方法があります。また一部には,電子メールなどで相談を受けてもらえるサービスもあるようです。

 

 

電話相談

電話相談には,受付時間内ならいつでも電話することができるという便利さや,匿名で相談できるという気軽さがあります。

 

手軽な方法なだけに電話相談を利用するひとも多いので,回線が塞がってしまってなかなかつながらないこともあるかもしれません。

 

それから,同じ悩みについて複数回相談したいとき,相談に応じてくれる相手が毎回変わってしまうこともありうるので,継続相談にはあまり向かない方法とも言えます (※ 電話相談の一部には,有料・予約制で継続電話相談ができるような機関もあるようです)。

 

 

自治体ごとに「こころの電話」「心の電話相談」などの名称で設置されているところが多いようです。インターネットで検索してみるか,もし見つからなければお住まいの地域の精神保健福祉センターなどへ問い合わせてみてください。

 

 

また,こども自身がいじめや体罰など誰に相談したらよいかわからない悩みを抱えている場合に電話相談できるフリーダイヤル「子どもの人権110番」という電話相談窓口もあります。

0120-007-110 (平日8:30~17:15)

 

 

 

来所相談

来所相談の場合,その多くは事前に予約を取って当日相談機関へ出向く必要はありますが,相手と対面して話ができたり,相談相手を同じひとに固定できる(継続相談可能な機関の場合)など,じっくり話をしやすい方法と言えます。

 

公的機関の来所相談窓口としては,地域の保健所が挙げられます。お住まいの地域の保健所を探して,来所相談について問い合わせてみてください。保健所によっては来所相談のできる曜日や時間帯が限定されている場合もあるようです。

 

また,保健所だけでなく自治体の精神保健福祉センターでも来所相談を受け付けていることがあります。各都道府県および政令指定都市に1箇所ずつ設置されています(名称が若干異なります)ので,「全国精神保健福祉センター長会」のサイト(リンクには事前問い合わせが必要なようですので,サイト名のみ記載しておきます)で必要な情報をご確認の上,問い合わせてみてください。

 

お子さんが小学生から高校生なら,所属する学校・あるいは学区に配置されたスクールカウンセラーに相談することができるかもしれません。最近はスクールソーシャルワーカーを配置した学校も少しずつ増えてきているようです。

多くの場合常勤ではなく週1日勤務だったりするようなので,事前に担任の先生などから予約方法や各学校での相談のルールについて聞いておく必要があると思います。